蛮族 読書漂流記

蛮族 狩男が読書と映画と音楽の世界で迷いまくる七転八倒の日記だよ

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2011.01.25 Tuesday

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チャイルド44

2011.01.18 Tuesday 00:49
トム・ロブ・スミス
新潮文庫

カフカの不条理世界も真っ青な不条理世界を舞台にしたサスペンスである。
しかし、ここで書かれている世界、スターリン体制下のソ連はフィクションではない、リアルなのだ。
過酷な不条理の中で何故人は正義を成そうとするのか?、そしてそこで人は何を見るのか?
海外サスペンスというと途中で中だるみしがちなのだが、二転三転する衝撃のストーリー展開は一度として飽きさせることはなかった。
救いの無い不条理世界の中、一見無関係に見えた、作品中に散りばめられたエピソードが最後に終結していく様は爽快でありながらどこか悲しく、そして本当に哀しい。
最後のシーンがハッピーエンドなのか?それともバッドエンドなのかは読む人によって評価が分かれるところだと思う。
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放送禁止 劇場版〜ニッポンの大家族 Saiko!The Large family

2010.07.26 Monday 00:26
 放送禁止 劇場版〜ニッポンの大家族 Saiko!The Large family

日本 2009年

フェイク・ドキュメンタリーを語る上で外せない、日本の「放送禁止」シリーズの劇場版第二作。
TVシリーズのPart2の続編。

一見すると、ほのぼの家族ドキュメンタリーでハッピーエンドなのだが、TV版のPart2を観た後で、もう一度見直してみると非常に後味の悪いドラマであることが分る。

特にラストの急展開に向けての伏線があちこちで張り巡らせてあり、その伏線が非常に嫌な意味で視聴者を騙している伏線であることを考えると、正直身の毛がよだつ。
映像で直接語られていない家族の心情と葛藤を、ラストシーンを見た後で考えると、さらに怖さが倍増する。

「世界の人は分かり合えるのではなかろうか」と(表向きの)監督であるベロニカさんが最後の方でナレーションとして言っているのだが、もし、このベロニカさんが全てを分った上でそのコメントを残しているのだと考えると、その「世界の人が分かり合える」方法がどのような方法なのか、考えるだけでも怖い。

今回は「分り易い展開」をモットーとして作られたTV版第二作とは打って変わって分りづらい展開になっているが、やはり「放送禁止」のタイトルはダテではないことが分る。
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雨の午後の降霊会

2010.07.25 Sunday 23:41
 雨の午後の降霊会

マーク・マクシェーン
創元推理文庫

日本ではあまり知られていない推理作家の作品ということで読んでみた。
なかなか犯人の心理描写が上手くかけていて良い。

最後が自滅なのか、警察による心理作戦なのかは読み手の評価が分かれるところ。
エドガー・アラン・ポーの「黒猫」を髣髴させる。

日本の同じような作品で、これは映像作品だが、「降霊」があるので、こちらもチェックかも
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